家庭動物管理士の資格を取得するには
2019/08/02
家庭動物管理士とはペット販売のビジネスに必要な知識を身につけるために作られた資格です。
以前は家庭動物販売士という名称で知られていましたが、2015年から現在の家庭動物管理士という名称が使われるようになりました。
内容などの変化は特にありませんので、名称の変化については特別気にする必要はありません。
それでは、家庭動物管理士はどんな内容のものなのか実際に見ていきましょう。
家庭動物管理士の資格について
家庭動物管理士の資格は一般社団法人全国ペット協会(ZPK)という団体が認定を行なっています。
全国ペット協会はペット業界の発展や社会的地位向上のために設立された団体で、優れたペット従業者を世に送り出す育成教育などを行っています。
家庭動物管理士には2級と3級の2つの階級があり、2級を取得するには3級を保持していなければならないのと2年以上動物取扱業の実務軽軽がある方でなければなりません。
なので、英検や漢検のようにいきなり3級を飛ばして2級を目指すといったことが出来ません。
家庭動物管理士の資格は、今からおよそ10年以上前の2005年に初めての試験が実施されて以来、これまでに全国で述べ13,000人以上の方が資格を取得しています。
取得者数は他の資格に比べても特別多いというわけではありませんが、動物取扱業の登録要件としても認められている効力の高い資格なので、取得しといて損することはまずないでしょう。
どんな人が向いてる
家庭動物管理士の資格は動物取扱業の登録要件として定められているので、ブリーダーやペットショップ店員を目指す人とっては大変有効的です。
動物取扱業の登録を申請して動物取扱責任者として認められれば、動物の繁殖や飼育、売買などを行うプロとして世間から評価されます。
動物取扱責任者は就職活動はもちろん、開業して自分でお店を持ってビジネスすることも可能になりますので、将来的に独立開業を考えている方にはお勧めです。
家庭動物管理士はペットの生態や衛生管理などの知識に長けている証明にもなりますので、ブリーダーやペットショップ店員以外にも、動物介護士やトリマーなどあらゆるペット職種に携わる方も所持して損はありません。
取得の難易度は
家庭動物管理士の難易度ですが資格取得はそれほど難しくなく、むしろかなり簡単な部類にはいります。
毎年行われている試験の合格率も80~90%以上と高く、試験科目は動物取扱業、販売の知識と技術、動物に関する基礎知識や繁殖方法と、そこまで難しい内容は問われません。
また、出題形式はマークシート方式で記述式の問題はないので、試験も手軽にリラックスした状態で挑むことが出来ます。
イメージとしては車校の学科試験レベルの内容ですので、指定のテキストを数回学習しておくことで十分合格を目指せられるでしょう。
また、2級と3級のどちらもマークシート式の問題で答えるので、2級になると難易度が飛び跳ねるといったこともなく、2級も比較的簡単に取得することが出来ます。
資格取得した後は、2年ごとに更新(更新料1万円)が必要になるので、忘れずに更新をするようにしましょう。
資格を取得するには
家庭動物管理士の資格は全国ペット協会が実施する試験を受けるだけで取得できるので、スクールや通信講座なの機関で学ぶ必要はありません。
もちろんいきなり試験に挑戦することも可能ですが、いくら簡単と言っても流石に事前に試験対策をしておかないと一発で合格するのは難しいです。
特にペット業界で働いた経験がない方は、答えられない問題も多々あるので事前に勉強はしておきましょう。
勉強方法としては全国ペット協会が運営しているオンラインストアでテキストを購入するか、家庭動物管理士の講習会を利用するのがいいです。
講習会は試験当日の直前に試験対策を行いますので、初心者の方でも合格率をグンと伸ばすことができます。
たのまな(ヒューマンアカデミー)
日本ケンネルカレッジ