動物看護士の資格が取れる通信講座でお勧めなのは?

      2019/08/02

doubutsukangoshi

 

 

動物看護士はその名の通り動物専門の看護士さんのことです。

 

看護士というと病院で働くイメージがあるので動物看護士は動物病院だけで働くように思われがちですが、ペットサロンやペットホテル、老犬ホームなど活躍できるフィールドは様々です。

また、動物看護学の知識はトリマー、トレーナー、ブリーダーなどあらゆるペット職業において重要視されるスキルとなっており、さまざまなペット職種の現場で動物看護の知識は求められます。

 

なので、動物看護士の資格取得を考えてる人は動物看護士を目指す人だけではありません。

どんな職場においても一番大切なのは生命であり、健康に関する知識を身につけておくことは大切ですからね。

 

ペットの場合は人と比べて体調の悪さを自己申告することも出来ないので、誰かが率先して健康状態について気付いてあげなければなりません

トリマーやトレーナーの方に預ける際には、動物看護の知識がない人に預けてしまっては、ペットの体調不良に気付いてもらえず病気が悪化してしまう恐れもあります。

 

ペットビジネスの信用を落とさないためにも、動物看護士の資格を取得するのはいわば必須条件ともいえるほど大切な知識なのです。

 

給料ってどのぐらい貰えるの?

 

給料

 

資格について説明する前にまずは動物看護士がどのぐらい稼げる職業なのか簡単にですがご説明します。

 

いざ働いてみて「給料が少ない・・・」と嘆いていては、せっかく頑張って勉強して取得した資格も勿体ないですから、どのぐらいの給料なのか事前に知っておくことは大事です。

 

動物看護士は動物病院で働くのが一般的ですが、動物病院の多くは個人経営のところが多いため、給料にも多少差があります。

おおよそ15〜20万ほどて、年収にすると200~250万前後が相場です。

 

また、資格を所持しているとその分手当として給料に反映されるので、もう少し高くなります。

他の職種と比べても正直あまり給料が高いとは言えず、同じ職場に勤める獣医師と比べても結構な差があります。

 

ただ獣医師は国家資格で6年制の大学を卒業することが必須条件なので、民間資格で3〜4ヶ月あれば資格取得できる動物看護士と収入格差が出るのは仕方ないのもしれません。

 

それでも多くの方が動物看護士を目指そうとするのは、給与以外のやりがいや動物が好きという気持ちを第一に考えているからでしょう。

 

動物看護士の資格について

 

獣医師に国家資格はあるのに対して、動物看護士には国家資格が存在せず民間資格しかありません。

ただ、動物看護士も獣医師同様に生命に携わる仕事なので立場的にも国家資格が必要なのではないかという声が挙げられるようになり、2019年には遂に念願の国家資格化が正式に決定しました。

 

国家資格に認められることは職業の地位向上にも繋がることなので、これから動物看護士を目指す方にとっても国家資格化のニュースは大きな意味をもたらします。

 

しかし、第1回目の国家試験の実施は早くても2023年に実施予定の段階なので、それ以前に就職したいという方はこれまで通り民間資格を取得することになるでしょう。

民間資格なので取得していなくても働くことは可能ですが、求人票でも大体資格所持者を求めていますので、現状は民間資格でも取っておいた方が断然有利です。

 

民間で取得できる動物看護士の資格の種類は多く、有名な会社が認定と発行までしているものは主に以下の通りです。

 

1.一般社団法人日本ペット技能検定協会「小動物看護士」

2.一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会(JCSA)「動物看護士」

3.日本小動物医師会(JSAVA)「動物看護師」

4.日本動物衛生看護士協会(JAHTA)「動物衛生看護師」

5.日本動物病院福祉協会(JAHA)「動物看護士」

 

3番と4番に関しましては、所定の大学・短期大学及び、専門学校を修了していることが第一条件となります。

なので、現在学生の方なら進路を所定の教育機関に目指すことで資格取得の道は切り開けますが、既に社会人の方にとってはもう一度大学や専門学校に入るというのは現実的には厳しいです。

 

そこで社会人の方が動物看護士資格を取得する際におすすめなのは、1番と2番の団体が認定する資格を取得することです。

また、上記の通信講座を受ける以外にも直接試験を受ける「動物看護師統一認定試験」というものも存在します。

 

動物看護師統一認定試験とは?

 

動物看護師の試験の中には、動物看護師統一認定試験というものがあります。

 

動物看護師統一認定試験とは動物看護技術と知識の更なる推進のため、一般財団法人動物看護師統一認定機構が実施している試験です。

2011年から設立された比較的新しい組織ではありますが、2016年の2月に組織の更なる活動と貢献を見込んで一般財団法人として活動されています。

 

この試験は下記いずれかの、条件を満たした者ではないと受験することはできません

 

(1)動物看護に関する課程を有する専門校・専修学校・大学の既卒者もしくは卒業見込み者

(2)動物看護師として3年以上に勤務経験のあるもの

(3)上記資格に相当する経歴を有するものであると機構が認めた者

引用:一般財団法人動物看護師統一認定機構

 

見ての通り専門学校や大学などの機関を卒業した(できる)人か、すでに実務経験がある人でないと受験できない条件となっています。

ただ、統一認定試験を受験して合格できなければ動物看護師にはなれないということはなく、民間資格でも目指すことはできますので、未経験者の社会人の方は民間資格の取得を目指しましょう。

 

お勧めの通信講座は?

 

動物看護士の資格を取得するのに個人的にお勧めできる通信講座は2つあります。

1つはたのまなの「動物看護士・介護士講座」です。

 

こちらは日本ペット技能検定協会が認定する「小動物看護士」の資格を取得することが可能です。

それだけではなく、「小動物介護士」と「ドッグシッター」のライセンスも取得可能で、1つの講座で合計3つの資格が手に入るんです。

 

資格が3つも手に入るわりに受講価格も52,000円とお安いので、数ある講座の中でも最もお勧めできます。

 

もう一つが、日本ケンネルカレッジの「動物看護士養成専門校」です。

 

こちらは日本キャリア教育技能検定協会が認定する「動物看護士」の資格が手に入ります。

ケンネルの講座はたのまなと比べても資格は1つしか手に入らず受講価格も85,000円と高いですが、つくば国際ペット専門学校という学校が運営していることもあって、学習の質は非常に高いです。

 

就職活動の際にもケンネルで勉強したことは一目置かれることがありますので、よりハイレベルな勉強に臨みたい方にお勧めです。

 

たのまな(ヒューマンアカデミー)

たのまな
通信講座でペットの資格取得を考えているならほぼ間違いないと言っていいのがヒューマンアカデミーのたのまな「ペット講座」。講座の種類は約20種と豊富にあり人気のあるトリマーや動物看護師から、キャットシッターやペットロスといった需要の高い職種までその講座は色々!初心者の方にお勧めしたい会社です。

日本ケンネルカレッジ

日本ケンネルカレッジはペット専門の通信教育会社であるのと同時に、動物専門学校のつくば国際ペット専門学校が運営しています。専門学校での指導経験を生かした内容が通信講座にも反映されていますので、その講座内容はお墨付き!

 

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