トリマー資格を取得するのにお勧めな通信講座は?
2019/08/02
みなさんはトリマーというお仕事をご存知でしょうか?
トリマーは他の職業に例えるなら美容師に近いです。
私たちが人間が髪を切って身だしなみを整えるように、ペットの見た目にもそれなりに気を使いたいですよね。
トリマーは動物専門の美容師として犬や猫の見た目を整えてあげるのを主な仕事としています。
具体的には、毛並みを整えるカッティング、体を清潔に保つシャンプー、手足を安全にケアする爪切り、どこかペットの体に異常はないか調べる健康チェックなどを行っていきます。
ペットの身だしなみを整えるために行うものというイメージが強いトリミングですが、トリミングをすることでアレルギーや皮膚病といった予防を防ぐ効果もあり、ペットの健康や生命にも関わる大切な業務になります。
美容師というと若い人ばかりのイメージがあるかもしれませんが、トリマーの方も同じように若い人が多いのでしょうか。
トリマーとして働いている方の年齢層について気になる下記記事で言及していますので、気になる方はこちらも参照ください。
資格の必要性
美容師になるためには美容学校に通って美容師免許を取得しなければ働くことは出来ませんが、トリマーの場合資格を持っていなくても働くことは可能です。
なので、人によっては資格のない状態でアルバイトから始めて、働きながらトリミング技術を覚えていくということもあります。
しかし、現場を通して知識を覚えていくのは想像以上に大変で、何より資格を持っていない場合採用されることも難しいので、トリマーを目指す方はまず資格を取得することが欠かせません。
トリミングの資格は業界でも重宝されていて資格を取得すればペットサロンの就・転職に有利になるだけではなく、自らペットサロンを開業して働くこともできます。
もし、資格なしでも働きたいという方はトリマー求人の選び方が何より大事ですので、効率よく求人を探していきましょう。
トリマーの資格について
ペットのトリミングに関する資格を取得しようと思っている方は、取得を目指すのは民間資格になります。
何故ならトリマーには国家資格や公的資格は存在せず、民間資格しか存在しないためです。
民間資格はその名の通り民間団体や一般企業が設けている資格なので、複数の民間資格が存在します。なので勉強するスクールや通信教育が異なれば、同じトリマーの資格でも授与される資格は若干違っきます。
数ある資格の中でお勧めするのは一般社団法人「日本ペット技能検定協会」が認定するトリマーライセンスです。
日本ペット技能検定協会のトリマーライセンスは1級と2級の2種類がありますが、2級でも十分、就・転職の場で役立ちます。
ただ、独立開業を目指す方や、よりプロとして活躍していきたい方は1級を目指した方がいいでしょう。
日本ペット技能検定協会以外では、優秀な人材を育成することを目的とした一般社団法人日本キャリア教育技能検定協会(JCSA)公認の「ドッグトリマー」のマスターライセンスも非常に有効な資格です。
トリマーを目指すのにお勧めな通信講座は?
トリマーの資格は専門学校、民間企業のスクール、通信講座のどの教育機関でも取得を目指せられますが、個人的には通信講座がお勧めです。
トリマーは実技を習得することが大事なので、通信講座だと習得できるか不安な方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、最近の通信講座はモデル犬などを使用して通学さながらのカッティング練習が出来たり、実技部分だけは実際に通学制で学べるスクーリング制度を設けているので、通学さながらの知識と技術が身につけられます。
それに加えて、費用は学校で学ぶよりも断然安く抑えることが出来るので、私は何か通学へのこだわりがない限りは通信講座をお勧めします。
通信講座の中でも特にお勧めなのが以下の会社です。
たのまな
たのまなは日本ペット技能検定協会認定のトリマー資格が取得できる通信講座で、トリマーに関する講座は全部で3つあります。
2級のみ取得できる「トリミング講座」と1級・2級が取得可能な「トリミングプロフェッショナル講座」「ペットビジネスマイスター講座」です。
「トリミングプロフェッショナル講座」はトリマーの資格の他に、「小動物看護士」や「ペット販売士」といった資格も取得可能で、「ペットビジネスマイスター講座」に至ってはペットに関する資格が全部で15個も取ることが出来ます。
しかし、その分掛かる費用にも差がありますので、受講する際は自分の目的に講座が合っているかしっかり確認して受講を心掛けるようにしましょう。
とりあえずトリマーに興味があり、開業するまではいかないけれどもペット美容サロンなどで働いてみたいと思っている方は、現段階では「トリミング講座」で十分でしょう。
2級のトリマー資格でもヒューマンアカデミーのペット講座はどれも実践で通用する本格的な講座なので、サロンやショップで実際に働けるレベルの実用が身につけられます。
それよりももっと志が高く、将来的には絶対自分でサロンを開きたい(お店を持ちたい)と思っている方は、トリミングプロフェッショナルやペットビジネスマイスターを受講するのがいいでしょう。
どの講座もカリキュラムは初心者から対応しているので、トリマー技術はおろかペット業界経験者の方でも全くの初心者という方でも心配はいらないです。
また、「通信講座でありながら一流のプロトリマーの講習会やマンツーマン研修が受けることも出来ます。
トリミングはどうしても実践のカッティング技術が一番気になる箇所なので通信教育での勉強は中々踏み込めないものですが、
講習会ではぬいぐるみのモデル犬を用いて、プロの実践テクニックを間近で観察することが可能です。
講習会も研修も上記に挙げたトリマーの資格が取れる3講座とも受けることが出来ますので、こちらを受講した際は積極的に制度を利用しましょう。
日本ケンネルカレッジ
日本ケンネルカレッジはJCSA認定のトリマー資格を取得することが可能で、「ドッグトリマー養成専門講座」で学ぶことが出来ます。
ケンネルのドッグトリマー講座には基礎講座と専門講座がありますが、トリマーの資格が交付されるのは専門講座のみにりますので受講する際は注意が必要です。
基礎部分を学べるベーシックコースでは、本格的な学習というよりは自分が本当にトリマーという職業に向いているか見極めるコースであるので、トリマーを目指すというよりかは興味がある程度の人に向いています。
見極めのコースといってもプロになるための基礎や土台はしっかりと身につきますので、全過程をきちんと修了すればある程度のトリミング能力はしっかりと身につきます。
マスターコースと呼ばれる専門講座は最初からプロを目指している方向けのカリキュラムとなっています。
ベーシックは修了するまで2ヶ月ほどの期間で学習を進めていきますが、マスターコースはその2.5倍の5ヶ月ほど掛けて学んでいきます。
カットの技術だけには留まらず、一匹一匹のペットに見合った魅力を引き出す、プロデュース技術も磨きます。
また、最初にベーシックコースを修了してから、マスターコースを受講する場合は受講料も割引対象になりますので、お悩みの方はまずベーシックコースを選んでみてはいかがでしょうか。
たのまな(ヒューマンアカデミー)
日本ケンネルカレッジ