個人的におすすめしたい動物関係の仕事TOP5
2019/08/02
昔と比べてペットを飼う世帯も増えてきた影響もあり、動物関係の仕事は色々と増えてきています。
命を扱う獣医師・動物看護師、ペットの面倒を見るペットシッター、動物の数を繁殖させるブリーダー、美容に関わる地トリマーなどなど、動物に関わる仕事の種類は実にさまざまです。
動物が好きだから動物に関する仕事に携わりたいけれども、どんな仕事があるのか十分把握していないという人も中にはいらっしゃるでしょう。
ここでは個人的に動物関係の仕事でおすすめしたい職業を5つピックアップしてみました。
ペット業界未経験者の方でこれからペットに関する仕事に就きたいと方は、是非参考にしてみてください。
個人的にお勧めする動物関係の仕事
ピックアップした職業はあくまでも個人的価値観に基づくものとなりますので、参考程度に留めていただけると幸いです。それでは実際におすすめできる仕事を見ていきましょう!
ペットトリマー
シャンプーやカットを始め、ブラッシングや爪切りなど犬の身だしなみを綺麗にケアするお仕事のトリマー。
海外では一連の流れの作業をグルーミングと呼ぶことがありますが、日本ではトリミングという名称で浸透しており、両者に明確な違いはありません。
トリマーは単に見た目を整えるだけではなく、清潔感を保つことで病気を防ぐことにも繋がるので、健康面でみても非常に重要な役割の仕事です。
美容面と健康面の両方から需要があることからも、ペットサロンは全国に多数存在しており、「日本ペットサロン協会」によれば登録店舗数は2万件以上にも上ります。
基本的にトリマーの仕事は預かる動物は犬がメインなので、「犬の美容師」と呼ばれることがありますが、近年では猫の飼育数が増えていることからも、猫のトリミング需要も今後増えていくと予想されます。
トリマー仕事の魅力は可愛いペットと1日中向き合えることが出来ること。
自分の手によってお客さんから預かったペットをさらに可愛く綺麗に生まれ変わった姿を見るのは、お客さんからも喜ばれてやりがいも十分に感じられます。
トリマーの資格は一見、動物専門学校やペットスクールを卒業しなければ取得できなと思われがちですが、実は通信講座で自宅で勉強しながらライセンスを取得することも可能です。
獣医師
獣医師はその名の通り動物に関するお医者さんのことで、動物の生死に直接携わる大変責任感のあるお仕事です。
どの分野でも医師に関する仕事は難易度も高く狭き道ですが、その難しさ以上に仕事に携われたら得るものも大きいです。
基本的にペット職業の資格は民間が認定する民間資格がほとんどですが、獣医師には国家資格が存在します。
そして、獣医師になるためにはこの国家資格を必ず取得する必要があります。
獣医師になるためにはまず獣医系大学に入学して学ぶことが第1歩となり、そこで6年間勉強して卒業することが大前提です。
その後、年に1度実施される獣医師国家試験に合格して獣医師免許を取得すれば、動物病院や動物園、地方自治体などへの就職の道が開かれます。
はっきり言ってペットに携わる仕事の中でも圧倒的に難易度が高いのが獣医師の職業です。
しかし、動物の生命を守るためには絶対に必要不可欠な職業でもあるので、その分周囲から頼られることは多く他のペット職種に比べて給与も断然高いです。
動物介護士
ペットの高齢化が進む現代では、動物介護士の職業は大変重要な役職です。
今から30年ほど前の1980年代では犬の平均寿命は7~8歳でしたが、2016年現在では14~15歳と約2倍ほど寿命も延びています。
動物が長生きするのは大変良いことですが、それを介護する人員もまた必要となりますので、動物介護士の人手もどんどん拡大していかなければなりません。
介護業界は慢性的に人手不足が問題視されており動物介護士も人手不足が謳われていますが、反対にこれから動物介護業界に就こうと思っている方にとっては就・転職もしやすく目指しやすいといったメリットもあります。
動物介護士に就職したいのであれば、動物介護士の資格を取得して就職活動をするのが1番王道的でしょう。
獣医師と違って動物介護士は民間資格なので必ずしも取得する必要はありませんが、未経験での就職を希望するのであれば知識の証明として資格は取得しておいたほうがいいです。
動物介護士の講座は色々な会社が運営していますので、会社選びに迷っている方は下記を参考してみてください。
動物園飼育委員
動物園飼育員ほどたくさんの動物と関われる仕事は他にないでしょう。
動物好きの方にとってはまさに天職ともいえる仕事で、毎日色々な動物に触れあうことができます。
サル専門やペンギン専門などの専門動物園と呼ばれる動物園も存在し、動物園の中にも色々なバリエーションがあります。
仕事内容は主に、給餌(餌やり)や動物の健康状態の管理、園内の清掃などの業務があります。
1人で複数の場所を管理するので大変な所もありますが、動物好きの方にとっては一連の作業もあまり苦には感じられないでしょう。
動物園の飼育員になるには、他のペット関連の職種は資格を取得するところから始まりますが、
動物園飼育員ではアルバイトやボランティアなどの実務経験からスタートします。
もちろん未経験の方でも採用されますので、仕事をしながらどんどんと知識や経験を身につけられます。
一定の動物園や水族館で2年以上働いた場合、飼育技師認定試験と呼ばれる資格試験に挑戦することが出来るようになります。
飼育技師の資格を取得すれば専門的な深い動物知識があるとみなされ、そこでキャリアアップをすることが可能です。
とりあえず動物園飼育員を目指す方は、求人誌や求人サイトを用いて飼育スタッフのアルバイトに応募することから始めましょう。
猫カフェ
ペットビジネスの仕事というと、トリマーやブリーダー、トレーナーなど犬に関する職業が一昔前までは主流でした。
しかし、近年では絶大な猫ブームが巻き起こり、猫カフェと呼ばれる新しいペットビジネスが一躍有名になっています。
猫カフェは通常のカフェ(喫茶店)に数匹の猫が放し飼いされ、そこで猫と戯れることができるといったサービス内容です。
猫好きの方や猫を家で飼えない方をターゲットに着々と人気を伸ばしており、全国には250店舗以上の猫カフェが今では存在します。
お店によっては1店舗で50匹以上の猫を抱えている猫カフェもあり、今でも続々と新しいお店がオープンされています。
猫人気が高いことからも猫カフェで働くのも大変険しく、求人の採用率が30倍〜50倍といったお店もあるので簡単には入ることは出来ません。
ただ、働く前に猫に関する知識を事前に身につけている人採用率も大幅に上げることも可能で、猫カフェでのアルバイトや開業に有利な資格が「キャットケアスペシャリスト」や「キャットシッター」といったライセンスです。
お店で働くのはもちろん、自宅で猫を飼っている人は日々のケアなどにも知識として役立てられるので、猫好きであれば取得しておいて間違いない資格でしょう。
まとめ
上記に挙げた職種以外にも、ドッグトレーナーやブリーダーなど動物に関連するお仕事はたくさんあります。
それぞれのお仕事で求められるスキルは違いますが、どの仕事の方も根底にあるのは動物が好きという気持ちです。
未経験者でもペット業界で働くチャンスは多いにありますので、動物好きの方は是非好きを仕事にしてみてはいかがでしょうか。
たのまな(ヒューマンアカデミー)
日本ケンネルカレッジ